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川嶋朗先生に聞く気になる症状:冷えや肩コリ、腰痛...。身体のSOSに気づいていても、忙しいからとついそのままにしていませんか?そのほとんどが、実は血めぐりの悪さが原因かも。悪化する前に、血めぐりケアで身体をいたわりましょう。

疲れ目

目を温めると全身が温まる!?

テレビ、パソコン、携帯電話、ゲーム機などの液晶画面の見過ぎで、現代人の目は酷使されています。血めぐり研究会の代表を務めている川嶋朗先生に、疲れ目の解消法や、簡単にできる目のケアについてお答えいただきます!

仕事の最中に目が疲れたなーと思って、目を温めるととても気持ちがリラックスします。なんとなく身体までポカポカしてくるような気がしますが、これはなぜでしょうか?
眼球をコントロールする動眼神経は、副交感性の神経です。副交感神経といえば、血管を開いて全身の血めぐりをよくし、身体をリラックスモードにしてくれる神経。目を温めると、そのスイッチが入るため、手や足までポカポカしてくるんです。

眼球を動かす神経には、外転(がいてん)神経、滑車(かっしゃ)神経、動眼(どうがん)神経の3つがあります。外転神経は眼球の外側の筋肉をコントロールし、滑車神経は上側の筋肉をコントロールして、眼球を動かします。そして、動眼神経は、そのほかの4つの筋肉をコントロールして、眼球を動かしています。上まぶたをあげて「目を開く」運動、レンズの厚みを調節してピントを合わせる運動、瞳孔を収縮させてレンズに入る光の量を調節する運動などはすべて動眼神経によるもの。わたしたちが普段、仕事をしているときなどは、動眼神経がさかんにはたらいてくれていると言えるでしょう。

そして重要なのが、この動眼神経は副交感性の神経である、ということです。そのため、動眼神経のあるところ、つまり「目」を温めると、副交感神経にスイッチが入り、リラックスモードになるんです。もちろん、副交感神経ですから、血管が開き、身体の末梢まで十分に血液がいきわたる効果もあるわけです。

顔まわりの神経は、脳から出入りする末梢神経である「脳神経」が張り巡らされています。嗅神経、顔面神経、内耳神経、迷走神経、視神経、そして上で紹介した目のまわりの3つの神経など、左右に全部で12対もあります。これらが、それぞれ非常に微妙で複雑な動きをしているわけですが、この中で、副交感神経をオンにしてくれるものは、動眼神経だけ。ですから、顔まわりの温めポイントは、なんといっても、「目」なんです。目を温めてあげることが、血めぐりをよくするにはとても効果的・効率的だということになります。

実際に、目を温めるアイマスクなどをつけてもらい、サーモカメラで体温の変化をみる実験をすると、つけた瞬間から、目だけでなく身体の体温も上がっていき、手足まで温まっていきます。全身の血めぐりがよくなっていくんですね。

ホットアイマスク装着前後の指先温度変化
装着前
アイマスク装着前
装着10分後
アイマスク装着10分後

目を温めて「気持ちいい~」と感じるのは、副交感神経にスイッチが入って、目だけじゃなく、全身がポカポカしてくるからなんですね。

仕事の最中、疲れたなあと思ったら、目を温めましょう。手軽にできて、目の疲れがとれ、全身の血めぐりもよくなるなら、一石二鳥、いえ、一石三鳥くらいの効果がありますね!

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